「&EARTH衣料支援プロジェクト」は、ご家庭で不用になった衣料品を回収して、衣料品が不足している世界各地の方へ寄贈する活動です。三井不動産グループの環境推進・社会貢献活動の一環であり、グループ会社の社員が運営しています。
2016年秋の開催で通算16回目となるこのプロジェクトの合計参加者は延べ69,773人、合計寄贈重量は375トンを超えています。このプロジェクトに毎回ご参加・ご協力くださるお客様も増え、開催日はお客様と運営スタッフのコミュニケーションの場にもなってきました。このページでは、ご参加くださったお客様の声と運営スタッフの感想を掲載します。
2016年11月6日(日)、「ららぽーと柏の葉」で開催された「&EARTH衣料支援プロジェクト」。施設の開店と同時に、段ボール箱を抱えた方や、紙袋をいくつもカートに積んでいる方などたくさんの方がいらっしゃいました。このプロジェクトに率先して多くのお客様が参加してくださることに、スタッフも驚きと感激で胸がいっぱいになります。
お預かりした衣類は、運営スタッフによって梱包され、1箱ずつ重さを量ります。その後、NPO法人日本救援衣料センターの神戸倉庫へ運ばれ、Tシャツ、ジーンズ、といったように種類ごとに仕分けされます。仕分けされた衣類は、各国からの要望に応じて支援物資として輸出されます。
子供服などはほんの数回しか着なかったけどもう着られなくなってしまった、ということが多いものです。「まだ新しいし思い出もあるから捨てられなくて困っていました。誰かの役に立つなら喜んで持って来られます」と、これまでタンスに仕舞い込んでいた衣類を持参されるお母さんが多くいらっしゃいました。
[ 柏市 A さん ]
小学生のお孫さんが3人いらっしゃるAさん。ご家族の衣類も含めると着られなくなるものが毎年増えていくそうです。「(柏の葉では)年2回の開催、毎回、参加しています。これまでは着られなくなった衣類は廃棄していたので、無駄にしなくてすむので本当に助かります。買い物ついでだからどうってことないですよ」と、たくさんの衣類をカートに載せて運んで来てくださいました。
[ 美浦村(茨城県稲敷郡) F さんご家族 ]
ご家族お二人で段ボール箱いっぱいに詰めた衣類を持参くださいました。ご主人を亡くされ、衣類を処分する決断がつかなかったところ、娘さんがこのイベントのことを知って、前回も参加してくださいました。「まだ主人が1回しか袖を通していないカシミアのコートなど、なかなか捨てることができずにいました。名前を刺繍していたので人に譲ることもできなかったのですが、ここで引き取ってくださって、主人の衣類が活用されて、本当に良かったです」。
[ 松戸市 O さんご家族 ]
ラジオでイベントのことを知って以来、衣替えのときに整理して不用になった衣類を毎回、ご家族で持参くださっています。「これまではもう使わないかなあと思っていてもなかなか捨てる踏ん切りがつかずにそのままにしていたのですが、このイベントを知ってからは誰かの役に立つのであればと決断できるようになりました。おかげでクローゼットもすっきりしてきました」。
[ 柏市 S さんご家族 ]
ポスターでイベントのことを知ってから毎回衣類を持参くださっていて、今回で3~4回目というSさん。「出産して子育てが始まると、それまで着ていた服もなかなか着る機会がなくなってしまって、古着屋に持って行こうかどうしようかと思っていたときにこのイベントのことを知ったんです。子供たちもすぐ大きくなって服が着られなくなるので、これからも参加します。社会貢献はしたいけれど定期的に募金するのも厳しいので、こうして貢献できるのであれば続けたいですね」。
[ 柏市 M さん ]
成長期のお子さんが二人いらっしゃるため、着られなくなる衣類もどんどん増えていくとか。このイベントを知る前は、奥様が不用になった衣類をどこかへ寄付されていたそうです。「もう3~4回持ってきていますね。近くなので届けるのも楽で便利です」。
[ 柏市 H さん ]
このイベントに参加する以前から同じような支援プロジェクトに参加されていて、これまでも衣類をなるべく廃棄することなく活用されていたというHさん。「質の良い服を多く持っていた父が亡くなってしまったのですが、父の服を捨ててしまうのではなくて、こうしてまた、誰かに着てもらえる方が母にとってもうれしいので。どなたかの役に立つのであればと思って持って来ています」。
多くのお客様のご協力が
この活動の継続と発展につながっています
水津 和幸 / 三井不動産株式会社
今回は運営責任者として参加していますが、ボランティア参加も含め、今回で12~13回目の参加になります。多くのお客様の協力があったからこそ、ここまで継続することができたのだと心より感謝しています。今後はお客様の声を反映することで、このイベントをさらに発展させていきたいと考えています。
販売する立場の責任として
不用品の活用法を提案するのは使命です
吉澤 弘幸 / 三井不動産商業マネジメント
スタッフとしての参加は初めてですが、ほかの施設へ個人的に衣類を持参してプロジェクトには参加してきました。朝早くから大勢の方が重たい衣類を持参してくださって、このイベントがすっかり定着しているのだなあと感心しました。我々はモノを売る立場なので、お客様にとってその商品が不用になったとき、どうすると良いか提案できるのはとても素晴らしいことだと実感しています。
地域に密着したイベントで
お客様を身近に感じます
岡田 祐子 / 三井不動産商業マネジメント
入社当時から運営元として、このイベントにはさまざまな施設で参加しています。アウトレットモールで開催される場合は、遠方から持ち込まれる方が多いのですが、ここ柏の葉では、近隣の方の参加が多くて、毎回持ってこられる方もいらっしゃるくらい地域にイベントが浸透しているのを感じます。この日のために衣類を整理して準備してくださっているというお客様も多く、有難く思います。
お客様と私たちの
毎年恒例のボランティア
東郷 真一 / 三井不動産ホテルマネジメント
2回目の参加ですが、開店後すぐに多くの方が、たくさんの衣類を持参されて驚きました。お客様が積極的に参加してくださり、多くの方から「また次回、来ます」と声をかけてくださるのが本当にうれしいですね。
イベントを通じて
お客様との調和を感じます
梶原 祐矢 / 三井不動産商業マネジメント
お客様が次のイベントのことをすでに気にされていて、案内をチェックしてくださっているのが有難いですね。「もっとイベントの回数をふやしてください」といった要望もいただいてうれしく思います。回を重ねるごとに開催施設も増えていますし、参加人数も増え、社員の家族も参加してきています。このイベントに参加するとお客様との一体感を感じることができますね。
お客様の積極的な参加に感謝
自分自身も参加していきたい
吉野 公二 / 三井不動産レジデンシャルサービス
このイベントを待ち望んでいて「このために衣類を準備しておいたわ」とおっしゃってくださる方が多いことに感動しました。お客様にイベントが浸透している証ですね。3回目の参加ですが、これからは自分自身も衣類の寄付の方でも参加していきたいです。
これからも継続していきたい
お客様とふれあえるイベント
橋詰 雅之 / 三井不動産商業マネジメント
前回開催したときにこうしたイベントがあるということを知ったお客様が、その後衣類を整理して半年から1年後に来てくださるということが多くて、イベントの案内を取っておいてくださったりするのがうれしいですね。今回で6回目くらいの参加で、柏の葉での参加は今回が初めてですが「いつも持って来ているのよ」とおっしゃっていただいて、このイベントがこの地域のお客様とのコミュニケーションの機会にもなっていると実感できました。
これからもいろいろな施設で
このイベントに参加していきたい
谷内 睦夫 / 三井不動産ファシリティーズ
今回初めての参加ですが、参加することでグループのいろいろな施設の様子も知ることができるので、これからも参加していきたいですね。家族にもイベントの話をしたところ、興味を持っていました。口コミでも広めていきたいです。
地域と一体になっておこなう
社会貢献イベント
櫻井 賢子 / 三井不動産ホテルマネジメント
この施設での参加は今回で3回目ですが、回数を重ねるごとに「また来ます」と言ってくださる方が増えて、こうした声はサービス業としてうれしいです。お客様のなかには「(お住まいの)マンションの掲示板でイベントのことを知ったので持ってきました」という方もいて、このイベントが地域とまさに一体になっているのを感じています。